Logoscopeでは映画・CMにおけるシーンリニア(ACES)に基づいたVFX映像パイプライン構築に取り組んでいます。VFXパイプラインの最初の工程では、全てのカメラで取得したデータからカメラ毎の特性を剥ぐための色空間変換を経由して、シーンリニアデータを取り出します。この撮影段階において、カメラ設定を誤ると色空間変換の精度が失われ、結果的に線形性や色精度の低いシーンリニアデータとなります。
そこで弊社は株式会社富士フイルムと共同で、シーンリニアワークフロー(ACES)に適したカメラ設定のリファレンスマニュアル “IIF-ACES Workflow using IS-100 and IS-mini: Camera Setting” を作成しました。このマニュアルに従うと複雑な設定が非常に簡易化され、更にカメラマン、DIT(Digital Image Technician)、ポストプロダクション間でのカメラ設定に関する情報共有が容易になります。
以下、富士フイルムのホームページからPDFがダウンロードできますので是非ご活用ください。
またお使いになった方は、感想をお寄せ頂けますと幸いです。
是非よろしくお願い致します。
“IIF-ACES Workflow using IS-100 and IS-mini: Camera Setting”
http://fujifilm.jp/support/broadcastcinema/download/is-manual.html
http://fujifilm.jp/support/broadcastcinema/download/pack/pdf/1_CameraSetting.pdf