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CGWORLD 4月号 『シーンリニアワークフロー基礎解説』を監修しました

『CGWORLD vol.176 』4月号の「シーンリニアワークフローの基礎解説」は、全26ページにわたる第一特集です。記事の内容は、昨夏より検証を行なってきたIIF-ACES規格に基づいたシーンリニアワークフローの構築方法になります。
 シーンリニアとは、現実世界の光を物理的に正確な数値で表したデジタルデータです。デジタル画像の大半には、人間の視覚や感覚が反映されています。このような主観的要素を一旦取り除き、デジタル画像を物理的に正確なデータ(シーンリニア)に統一することによって、我々の現実世界を物理的に正しいデジタルデータとして再現します。しかし、この段階では我々はこうした画像/映像を現実世界に近いものとして体験することができません。そこで、さらにこのシーンリニアデータに対して人間の感覚に基づいた効果を加えることによって、より生き生きとしたヴィジュアルエフェクツ(視覚効果)を生み出すことができます。
 本解説では、共に検証を行なってきた山岸辰哉氏(CG Supervisor)が記事を執筆、加藤泰裕氏(VFX Artist)、KojiVFX/Koji Yamaguchi氏(VFX Composite Artist)が協力しています。複雑なVFXのそれぞれの工程を専門的な技術を持つ3氏と共に多角的に検証した結果、より実践的なシーンリニアワークフロー解説ができ上がりました。
 VFX(ヴィジュアルエフェクツ)を担当する方以外にも高品質映像制作に携わるカメラマン、ライティング、カラリスト、編集、ポストプロダクションなど幅広い方々にご覧頂けますと幸いです。