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ワークショップ開催
『ソフトウェア環境設定とルックデベロップメント』
MARK Vol.1

株式会社ロゴスコープは、CG・VFX会社の株式会社MARKと協働で、ワークショップ『ソフトウェア環境設定とルックデベロップメント』を開催しました。

業務以外での社員同士の交流の場になるべく、くじ引きによってプロジェクトやチームを横断するよう編成された全5グループは、それぞれCGアーティスト3名、プロダクションマネージャー(PM)1名の計4名を一組みとし、グループ毎にワークショップを実施。インストラクターのロゴスコープ(亀村)とモデレータ(PM)が、CGアーティストが作業をするデスクトップ画面を見ながら対話を交えて進行する形で行われました。

尚、受講者4名の画面をアーカイブとして記録し、ワークショップ終了後も受講者自身で振り返り(ビデオリフレクション)が可能になっています。

VFXで用いるDCCツールやレンダラー、コンポジターの組み合わせは、MARKにおいては32パターン※1にものぼりますが、参加するCGアーティストは、その組み合わせを自由に選択したうえで受講に臨み、はじめにこれら多種多様なソフトウェア上でのカラーアピアランス(色の見え)を統一するための環境設定に取り組みました。

ソフトウェア環境の整備ができたのち、ポリ塩化ビニル(PCB)のボールをリファレンスとしたルックデベロップメントに取り組みます。ボールへの映り込み、太陽の反射の拡散具合、ハイエストライトの色味などの質感調整を行い、ルックデベロップメント環境を切り替えると質感にも大きく影響することが確認できました。加えて、ルックデベロップメント環境を現実世界の輝度値とリニアの関係にあるシーンリニア環境に統一するためには、カラーチェッカー、グレーボール及びミラーボールが重要な役割を果たすことも再認識できたことと思います。

ワークショップ後のアンケートでは、参加者から前向きな意見が数多く寄せられたほか、「難易度」と「理解度」についての質問に対しては、下図の結果が示すように全員が課題に対しある一定の理解に達したとともに満足度の高い結果を得ることができました。