『シーンリニアワークフロー/ACESにおける撮影及び照明技術』
日時: 2014 年 3 月 25 日(火) 17:00〜18:30
会場: 富士フイルム 西麻布ホール
協賛:富士フイルム株式会社 マックレイ
講演者:亀村 文彦 (株式会社ロゴスコープ 代表取締役/テクニカルアーティスト)
関 祥海 (McRAY撮影部)
昨今、映像機器及びソフトウェアに実装されている ACES規格(AMPAS-映画芸術科学アカデミー)は、撮影監督及び照明技師がフィルム時代に培った技術を発揮できる理想的な映像制作のワークフロー(シーンリニアワークフロー)です。本講演では、シーンリニアワークフロー/ACESでの各種デジタルシネマカメラ及びフィルムカメラの比較撮影を通して得た知見について詳しく説明します。加えて、VFX映像での実践的な照明技術の試みについて解説します。
1. シーンリニアワークフロー/ACES 基礎解説
シーンリニアとACES色空間
18%グレーとカラーチェッカーの役割
撮影及び照明における光の関係
2. VFXにおけるフィルムとデジタルシネマカメラの比較
シャドウとハイライト
キーイング
CG合成
フィルムルックとフィルムグレイ
3. LEDによるシーンリニアライティング( Solid-state lighting )
高輝度LEDによるライティングの試み