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【 講演 】
JPPAセミナー: シーンリニア/ACESとBT.2020規格での映像制作
認知に基づく映像のリアリティ

一般社団法人 日本ポストプロダクション協会(JPPA)が主催するファイルベースワークフロー補間セミナーの第5回が開催されます。『シーンリニア/ACESとBT.2020規格での映像制作 – 認知に基づく映像のリアリティ』 を講演いたします。

JPPAは、テレビ放送・映画・ネット配信等の良質なコンテンツ制作を技術面からサポートする社団法人で、ポストプロダクション業界の技術向上と産業振興のため、さまざまな事業やセミナーを開催しています。

JPPA主催:ファイルベースワークフロー補間セミナーの第5回

日時:2016 年 2 月 10 日 (水) 13:00~18:00 (受付開始12時15分~)

会場: 富士フイルム西麻布ホール(東京都港区西麻布2-26-30)

ロゴスコープ講演資料(ダウンロード)

JPPAセミナー(『シーンリニア/ACESとBT.2020規格での映像制作 – 認知に基づく映像のリアリティ』、2月10日、富士フイルム西麻布ホール)にて、リアリティの高い映像制作のための要素であるパースペクティブと解像度の主観評価をおこないました。
 今回の主観評価では、85-inchの8Kディスプレイ(SHARP製)に、VRのHMD(head-mounted display)と近いパースペクティブ(鑑賞距離と撮影距離が一致する一人称視点で視野角100度)で、デジタルヒューマン-SAYAを表示しました。このパースペクティブはNHK技研が推奨する8K鑑賞距離(視野角100度)の条件に該当します。この条件下では、ディスプレイ中央を見つめたときの周辺視野の情報までもが含まれるため、SAYAが現前しているかのような臨場感とリアリティを得ました。また少し離れた1.5mの距離(鑑賞距離と撮影距離が一致する一人称視点で視野角64度)から鑑賞した場合も、この1.5mが日常生活において人と人が対面する距離に近いためか、リアリティを感じました。
 ロゴスコープではBT.2020規格での映像制作において、このパースペクティブをキーワードにコンテンツ制作のあり方を探求していきます。